BrainTypeIQ
テスト脳タイプレポート資料
資料·2026-02-28 / 更新: 2026-09-02

CHC理論とWAISの関係

日本版WAIS-IVの知覚推理指標はGfとGvをまとめていました。米国版WAIS-5では視空間と流動推理が分かれ、5主要指標がCHC理論の能力区分へ対応しやすくなりました。

目次
  1. 01WAIS-IV・WAIS-5の指標とCHC能力の対応
  2. 02WAIS-IVのPRIにはGvとGfの課題が含まれていた
  3. 03視覚性ワーキングメモリと拡張指標
  4. 04WAIS-5はCHC理論に近い指標構成になった
  5. 05BrainTypeIQでIQと認知の凹凸を測る

WAIS-IV・WAIS-5の指標とCHC能力の対応

CHC理論の5能力で整理すると、日本版WAIS-IVの4指標と米国版WAIS-5の5指標の違いは次のように対応します。

CHC能力日本版WAIS-IV米国版WAIS-5
Gc:結晶性知能言語理解(VCI)Verbal Comprehension Index(VCI)
Gv:視空間処理知覚推理(PRI)Visual Spatial Index(VSI)
Gf:流動性推理知覚推理(PRI)Fluid Reasoning Index(FRI)
Gwm:ワーキングメモリワーキングメモリー(WMI)Working Memory Index(WMI)
Gs:処理速度処理速度(PSI)Processing Speed Index(PSI)
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違いがあるのはGvとGfです。WAIS-IVでは両方が知覚推理(PRI)に含まれていましたが、WAIS-5では視空間(VSI)と流動性推理(FRI)に分かれました。WAIS-5の変化の中心は、指標が一つ増えたことよりも、PRIにまとめられていたGvとGfを別々の得点で読めるようになったことです。

WAIS-IVのPRIにはGvとGfの課題が含まれていた

日本版WAIS-IVではGvとGfが同じPRIに入っていますが、下位検査で行う処理は分かれています。

CHC能力PRIに含まれる下位検査中心となる処理
Gv:視空間処理積木模様、パズル、絵の完成形を分解・構成し、向きや位置関係を扱う
Gf:流動性推理行列推理、バランス図形や数量の関係から規則を導く
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WAIS-5で新しい能力が追加されたのではありません。WAIS-IVの下位検査にすでにあった違いが、VSIとFRIという指標として表に出た再編です。

日本版標準化データ1,120人を分析した2026年の研究でも、理論を組み込んだベイズモデル比較では、CHCに基づく5因子・高次gモデルが従来の4因子モデルより良い適合を示しました。

視覚性ワーキングメモリと拡張指標

米国版WAIS-5では、聴覚課題による主要WMIに加えて、Symbol SpanとSpatial Additionから、記号や位置を扱うVisual Working Memory Index(VWMI)を算出できます。ほかにも、各領域をより多くの下位検査で見る拡張指標や、特定の処理を見る補助指標があります。

補助指標主に詳しく見るもの
Verbal (Expanded Crystallized) Index(VECI)類似・単語に知識・理解を加えた、より広いGc
Expanded Fluid Index(EFI)行列推理・バランスに算数・Set Relationsを加えた、より広いGf
Quantitative Reasoning Index(QRI)バランスと算数に表れる量的推理
Expanded Working Memory Index(EWMI)聴覚課題と視覚課題を合わせた、より広いGwm
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WAIS-5はCHC理論に近い指標構成になった

GvとGfの分離やワーキングメモリの補助指標を見ると、米国版WAIS-5はWAIS-IVよりもCHC理論の能力区分に対応させやすい指標構成になりました。

ただし、CHC理論に近い指標構成になったことと、5つの能力が統計的にも明確に分かれることは別です。米国標準化データ2,020人を独立再分析した2026年の研究では、GvとGfを分けた5群因子ではなく、両者をまとめた4群因子が支持されました。

WAIS-IVからWAIS-5への下位検査やFSIQの変更は、WAIS-IVとWAIS-5の違いで詳しく比較しています。

BrainTypeIQでは、Gc、Gf、Gv、Gwm、Gsの5領域を分けて算出し、総合IQとともに認知プロファイルを確認できます。

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